日本だけが課金する異常性〜アップルが動かす日本の課金マネー
先日、国内の大人気アプリ、”Fate/Grand Order”の総課金額が3000億円を超えたと報道された。
そのうちの約8割が日本の課金によるものであった。実に2400億円にも上る大金だ。
ポケモンGoもまた日本ユーザーの課金額が多いアプリの1つである。総課金ではアメリカに一位のの座を明け渡しているが、一人当たりの平均課金額では一位だったアメリカ(770円)を追い抜かし日本(2600円)という圧倒的大差を見せつけた!!
ではこのような、他の国には見られないアプリに圧倒的に課金する人々はどうして日本では多いのか、それを考えてみた。
- 日本は他国と比べてiPhoneユーザーが多い
iPhoneといえば、ステータスの象徴。iPhoneを買えるユーザーが多いということは収入が多い人も多いということだ。さらには、iPhoneユーザーは、Androidユーザーに比べて課金者が多い、iPhoneは、Androidよりダウンロード数約2倍の差があり、シェア比ではiOSが約4割Androidでひ約6割と差があるにもかかわらず、収益性ではiOS が2倍(2016年比)とデメリットが様々あるのにこのような結果となるということはiPhoneには課金をするべきアプリが数多くあるということだろう。
- 日本の富裕層層は約300万人いる
富裕層の定義としては、「1億円以上5億円未満」の投資可能な資産を持つ個人として定義されています。
中間層が多いと言われる日本ですが、実は富裕層もいっぱいいるのです。その証拠に、rbcウェルス・マネジメントによる調査によると日本は歴史あるイギリスを超えて第2位になりました。
日本の富裕層の特徴としては、アメリカの富裕層のようにビジネスを作り上げた報酬ではなく、労働収入による貯蓄、さらに投資をすることで資産を増やしていると思われます。
見た目としては一般人と変わりなくその価値観も一般人とほぼ同じであります。
つまり、これほど資産を持つ人がいるために課金をすることができてまたiPhoneを買うことができると推定されます。
- 短時間の暇があり、スマホで暇つぶしをしているため
日本の通勤時間はとても長い。東京に一極集中しているために遠くから通勤している人が多く、特に帰宅時間にはやれることが少ない。その間に暇つぶしをする必要がでてくる。そのためにスマホゲームを行い課金をする人が多いのだ。
また、日本は祝日が1日あったとしても会社からの電話がきて休日出勤することもありおちおち遊びにも行けず家に一日中いることもある。暇つぶしのためにスマホゲームを長時間やるためである。
つまり、日本では短時間の暇が多いためにスマホゲームをよく行い、それに熱中し課金しやすい性質だからこそ課金するのである。
- サービスを提供してくれるから課金する
日本は仏教と神道の主な2つの宗教を信仰する国柄であります。中でも日本仏教は神様に願いを込めてお金を捧げます、そしてそれが仏様に伝わると御利益があるというふうに信仰されています。この考え方がアプリ課金にも現れていると思います。つまりサービスを提供してくれるからそのお礼として我々が課金をするという、この行為がおもてなしや礼儀などに当てはまっているのである。日本のユーザーは素晴らしいものにはそれなりのお金を支払い自身も楽しむという等価交換的な価値観が根強く横たわっていると感じられました!
まとめ
上記の3つのことで、なぜ日本のユーザーが課金してしまうのかを分析してみたが、その根底には
①.日本は他国と比べてiPhoneユーザーが多い
②.日本の富裕層は約300万人いる
③.短時間の暇つぶしのためスマホゲームをするため
④.サービスを提供してくれるから課金する
の4つがあげられました。また、日本の晩婚化や20歳の童貞・処女率は4分の3に上り、他にお金を使う使う道がないことも高い課金率になる所以かもしれません!!