【生き残るか?】 SwitchとPlayStation 4 ~アップル・グーグルも参入するゲーム業界~
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先月、米IT大手のGoogleとAppleが相次いでゲーム業界への参入を表明している。これまでゲームなどをリリースしていないにもかかわらずゲーム機業界の売り上げTop10に入っていた両者だが、今回の発表によりさらにゲーム業界でのパワーバランスに変化が生じそうだ。
これまでゲーム業界を牽引していたのは、ハードを作っていた任天堂やソニー、マイクロソフトなどの巨大企業であったが、スマホの普及によってアプリ内で随時課金するというビジネスモデルによって中国の会社などが急成長を遂げゲーム業界の変化を示していた。しかし、変化し続けているゲーム業界に更なる波紋を投げかけるようにGoogleがStadia というサービスをAppleがApple Arcadeというサービスを立て続けに発表した。Apple Arcadeではサブスクリプション型が確定しているが、Stadia についてはまだ確定していないが、おそらく既定路線だと思われる。
さて、3月任天堂によるSwitchによる販売が3227万台を突破した。2年前に発売したハードであるが堅調に推移しておりこのまま売れるとすれば一億台突破も夢ではない程になっている。Willの販売が終了してから日本の悲願であったゲーム業界のリーダー的存在の復活である。
そして、任天堂が復活するまで日本のゲーム業界を牽引してきたのがソニーのPlayStation 4である。ハードを発売して5年目となる段階としては後期に位置しているハードであるが、9000万台を売り上げ、歴代ハード台数ランキングの第4位に位置する巨大なマーケットを作り上げた。
では、これらの日本のハードたちはStadia やApple Arcade に競い合って独自のマーケットを作り上げられるのだろうか?
これからSwitchとPlayStationやAppleArcade .Stadiaを比べて生存可能性が高いサービスを分析する。
- Switch
サービスの特徴
本ゲーム機は、いままでテレビの前でやらないといけなかったゲームをゲーム機本体にもディスプレイを設けることで据え置きでありながらどのような場所でも友達と遊べる画期的なハードになっている。また、2019/8月下旬よりバッテリーをパワーアップさせた新モデルが発売されるとのことで、従来モデルより約1.2~1.8倍ほど稼働時間が長くなっている。
新モデルは約4.5 – 9.0時間持つとのことである。
そして、2019/12月末現在。
Switchシリーズの全世界累計販売台数が5248万台を突破しました。
累計ベースでは、Wiiを抜き、任天堂史上二代目の据置機で1億台突破の発表がかかるのではないかと期待されています。
2019/9/20よりNintendo Switch liteが発売された。Switch liteはゲームボーイアドバンスを彷彿とさせる手軽さ•楽しさを両立させたモデルだ。携帯機との二台持ちの人たちが増えることからさらなる、販売増が期待されている。
サービスの弱点
- 携帯するには大きすぎる。
- 容量が少ない。32GBしかなく、数本ゲームを入れたら容量がいっぱいになる。
- 性能が悪い。2016年に発売されたのに、2006年に発売されたPS3と同等のスペック。
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サービスの特徴
一般的なPCの構造を踏襲することで、ソフト開発をスムーズにさせることを目的として作られた。
また、ゲーム機において珍しい8GBという大容量なメモリの容量にすることでで更にグラフィックやソフトの内容を向上しやすくさせ欧米の顧客が求める性能を担保したことで安定的に世界の大きいマーケットで売れるようなゲーム機にした。
シェアサービスに力を入れて、コントローラーにシェアボタンを押すことにより直近15分のプレイが動画になりSNSで世界中の人と共有できます。
サービスの弱点
- 遊ぶにはオンラインが必須。毎月514円かかる。
- 発売当時はゲーム機では高性能だったが、時間が経つと、性能が一般化する。
- リモート機能を使う際に、他のデバイスではps4ほどの画質を発揮できない。
- 据え置き型なので、本当の意味でどこでも楽しめない。
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- Stadia
サービスの特徴
インターネット環境さえあれば、デバイスを選ばずに低遅延でゲーミングPC並みの性能でゲームを遊ぶことができる。
Crowdplayによりゲーム実況の配信者と一緒に視聴者もゲームをプレイできる。
StateShare 、プレイした動画をすべてシェアできる。また、リンクを貼るだけなのでSNSやLINEなどですぐ拡散できる。
サービスの弱点
- 提供されるゲームが一定の質を持っているとは限らない。
- サブスクリプション方式なので、毎月課金しなければいけない。
- 供給されているソフトの本数がとても少ない
- サブスク代を払ってさえソフト代の課金をするなど料金体系が複雑
- Apple Arcade
サービスの特徴
ダウンロードしてオフラインでプレイできるため電車の中や旅行先でも遅延によりイライラしない。
ゲーム開発者にはさまざまな実績を残した人たちが開発するためにサービスの品質が維持できる。
サブスクリプション方式なので高品質で作られたソフトが提供できる。また、顧客、ゲーム開発会社両者に利益になることが期待されるサービスである。
サービスの弱点
- 今のところ、アップルのデバイスでしかプレイできない。
まとめ
これらのサービスを比べて、あらゆることを比べて優れていると思われるのは、Switchとなりました。
特に、近年ソーシャルゲームで落ち気味だった据置機ですが、Switchのおかげで家のテレビでも外でもテーブルモードで遊ぶことで大流行していることが要因となりました。
紹介した商品
任天堂 Switch
任天堂 Switch lite
ソニー Play Station4
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